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この不幸な転落事故はどうして起きたのか?

出版・記事掲載

傷害致死被告事件について、因果関係が否定されて、暴行罪にとどまった裁判員裁判事件の報告

石井 逸郎

 昨年末、当事務所のメンバー(橋本佳代子(当時)、小川英郎、当職)で務めた裁判員裁判は、中国人の被告人の階段上での暴行と、日本人の被害者の階段からの転落死との因果関係を争う事件でしたが、因果関係の慎重な判断を求めた当方らの主張を裁判員は認めて、暴行罪にとどまりました。

 当時、結構、話題になった事件でした。

 傷害致死の成立認めず=裁判員裁判、暴行で罰金―東京地裁

 その事件の私のレポートが、我々の所蔵する第二東京弁護士会の雑誌「二弁フロンティア」の本年の6月、7月合併号に掲載されておりますので、ご紹介いたします。